私も「着物は高い。高額だ。」と思っていました。
でも、昔は皆、着物だったわけで、普段の、庶民の着物ってそうでもないんじゃないかな、と。
いわゆる、呉服といわれる正絹の着物はお値段は張ります。が、綿などの普段着の着物はそうでもないようです。
私の愛用している綿紬の着物が約2万円でした。(仕立て料込み)綿の着物だと洋服でいえばTシャツ&ジーパンといった感覚でしょうか。
普通の洋服感覚だと一着のお値段としては高額です。
が、流行り廃りがなく、長く着れます。
確実に着ている年月で、ちょっと電卓を叩いてみました。
2012年月からの5年間(60ヶ月)、週一でとある外国語講座に着物で出席しています。単純計算で月4回あるとして延べ、240回は着物で出かけたことになります。
同じ着物で毎回行っているわけではない(つもりだけどたぶんほとんどこの着物。お気に入り)。真夏は着ない。で1/3としても、この着物を80回は着たとします。
一回の値段は250円。のものを着ている事になる…のかな(?)
まあ、年間で4千円の服代で着れています。まだまだ着れそうなので、どんどんお安くなりますね。
講座通い、参観会、ママ友ランチなどは「着物」と決めているので、私のユニフォームとでもいいましょうか。制服感覚ともいいましょうか。着て行く洋服の組み合わせなどで迷わなくていいので私にはとても楽です。
遠州綿紬の着物は冬も夏も(盛夏を除く)下に着るものを工夫するだけで私の地域では一年中活躍してくれますし、(10月からは袷、だのというルールは普段着では無い。というよりありえない。だって暑いじゃないw)絹ではないのでクリーニング代も必要なく、汚れたら自宅の洗濯機でOK。
普段、庶民的な着物を着て、着物を着ることに慣れていれば、いざ、卒業、入学式でよそ行きのものを着るとき、いちいち着付けに美容室に行かなくてもいいので着付け代も浮きます。
普段着の着物って、考えてみると、そんなにお高くないし、お得です。
着物に興味があって着てみたいな、とお思いでしたら、普段着の着物を制服とかユニフォーム感覚で「ここに行くときは(出来たら)普段着着物で!」と決めてみるのもいいかもしれません。
私の場合は「週一回の講座参加へは着物で行こう!」でした。いい練習にもなります。
同じ値段分の洋服を買うよりも、着物ならばお得が多い。それ以上のリターンが考えられると私は思うのです。
着物を着れるって、とてもラッキー。
形は同じなのに、素材、柄で、とんなシーンもこなしてくれます。
着方も自動車の運転と同じで一度覚えてしまえば一生物。
あとは着なれていくことで本にも着付けの先生にも教えてもらえない体形にあった自分なりの着方のコツがでてきます。
それ以上の価値を得るために、どんどん着ましょう。
その普段着の着物を買おうとすると、なかなか、なかったりします。
私は地元の遠州綿紬を扱っている愛知県の「あづまやきものひろば」さんから逆輸入(?)する形で購入しました。
普段着着物について知識のある所で購入されることをお勧めします。
「着付けの先生が着る時期が長くなるから…とおっしゃって。。。」と、綿紬を絹着物のように袷(あわせ)であつらえた。とお聞きしたことがありました。私が思うに、裏地付きのジーパン的感覚。いけないわけじゃないですけど…逆に着る時期を短くしてしまっているように思います
着物を着ていると、着物が集まって来たり(頂いたり)、ちょっと着るときにお手伝いしてあげたらランチを奢ってもらったり♪
「着る」ものを着ているだけで、「利益(?)が出る」。着物ならでは、ではないでしょうか?
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